1961年、ラ・ショー・ド・フォン生まれ。12歳の時、親戚であるヱナメル師、シュネベルガー氏に才能を認められ、この世界へ足を踏み入れる。エナメル技法の修得後、美術学校に通い、美術の基辞を学ぶ。’95年、独立してエナメル文字盤製作師としての活動を開始
透明感に満ちた美しさで、時計愛好家に急速に認知されつつあるエナメル技法。 エナメル文字盤の完成までには気が遠くなるほどの時間が必要だ。ひとつの色だけでも7~8回塗り重ね、作品の完成まで15回から20回も焼く。なんともこれは根気のいる仕事。 しかも色の違いや発色の具合で、微妙に温度と時問を調整する必要がある。これらの工程を、色つけから焼成まで一貫してアニタひとりで行う。
従来なら考えられなかったクロワゾネとミニアチュールを合体させた新しい技法といったものも自分で開発した。
ユリス ナルダン サンマルコレディ
Ref.121789EGR 230万円
シャンルベ技法で作られた華麗な作品
ジャケ・ドロー レディス・パイヨン
Ref.9581.JA.68.220 185万円
ミニアチュール・エナメルの試作品
ミニアチュールの風景画
エナメルの発色を確認するため、さまぎまな素材を一枚のプレートに塗って焼成した色見本
金の箔を打ち抜いた細片をパイヨンと呼ぶ。実にさまざ まなパターンが存在したが、これはその古い見本帳
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