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アクロポリス美術館
 
 

◎  No.6447 ブロンズで出来た 野生の猪

○ ブロンズで出来た 小型の野生の猪で、幅の狭い 曲がった台座の上を走っている。  B.C. 5 世紀に作られた ブロンズ製の大きい壺の装飾品であった。

◎ ケ−ス  1)

○ 上段  アッテイカ地方の ジオメトリック期の壺

 ◇ コリント・スタイルを採っている コリント地方 Corinth(訳注 587)産のアラ バスタ− alabaster(訳注 588 -雪花石膏)で出来た壺と、アッテイカ地方のロウト ロポロス loutrophoros(訳注 589)とで、どちらも  B.C. 8 - 7 世紀に作られた ものであり、アクロポリスの丘の南にある 墓地から出土した。

○ 中段  テラコッタ製の小像 2 つなど

 ◇ この厚板のような小像は どちらも B.C. 6 世紀に作られたものである。飾りの 付いた紡錘形の ジオメトリック期の注目すべきピュクシス pyxis(訳注 590)が  2 つと コリント地方のスキュフオス skyphos(訳注 591)も 展示されている。

○ 下段  壺が幾つかと 帯状になった動物の黒絵のあるロウトロポロス 1 つ

 ◇ この壺はどれも ジオメトリック期の アッテイカ地方のもので、中央のものに は 特別に美しい装飾が付いている。

◎ ケ−ス  2)

○ 上段  どれもニムフの祭殿の出土品

 ◇ B.C.6 世紀前半のアッテイカ地方の 黒絵の付いた鉢が幾つか、ロウトロポロス が幾つか、皿が 1 枚、人魚形をした壺が 1 つ、及び粘土で出来た婦人の上半身像。

○ 中段  ロウトロポロスなど

 ◇ アッテイカ地方の黒絵のロウトロポロス幾つかと ニムフへの(奉献もの)とい う碑文が切り込まれている ロウトロポロスの把手が 1 つ。

○ 下段  どれもニムフの祭殿の出土品

 ◇ B.C.6 世紀前半の アッテイカ地方のロウトロポロス幾つかと コレ−の形をし た 塑造の鉢 1 つ。

◎ ケ−ス  3)

○ 上段  アッテイカ地方の黒絵のピンアックス pinax(訳注 592)幾つかなど

 ◇ B.C.6 世紀前半に出来たこのピンアックスは ニムフの祭殿で出土したもので、 太古の絵の美しい見本である。他にも  B.C. 6 世紀の技法で出来た小型の瓶と 陸 軍分担基金の建物の向かい側にある スタデイウム通り Stadium Street の墓地で 出土した B.C.6 世紀末の黒絵の小箱が展示されている。

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