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アクロポリスの丘の歴史
 
 

(訳注 137) ウラニア Urania
ゼウス神 Zeus とムネモシュネ Mnemosyne との娘で、ム−サ Musa の一人である。

(訳注 138) アテナエア祭 Athenaea
エレクテウスの創設したアテネの大祭で、後にテセウス Theseus の時代になってパンアテナイア祭となった。元々は アテ−ナ女神の誕生日にペプロスを贈ることが目的の 純粋に宗教的でロ−カルな性格の祭典であった。

(訳注 139) オ−ライガ Auriga
<馭者座>。ペルセウス Perseus とジェミニ Gemini との間にある北天の星座で、主星カペラ Capella をはじめ 5 つの星で 5 角形を作る。

(訳注 140) アエゲウス Aegeus
父パンデイオン Pandion の死後 その従兄弟に奪われていたアテネの王位を回復して アテネの王となった。テセウス Theseus の父である。

(訳注 141) ペロポネソス半島 Peloponnesus ( page 41 図 04 参照)
ギリシャ本土の南部で コリント地峡で本土と繋がる半島で、中世にはモレア the Morea と呼ばれた。B.C. 13 世紀頃イオニア人が植民し、初期ミュケナイ文明の中心地であった。後ドリス人が侵入して 占領し、B.C.8 - 5 世紀には 都市国家のアルゴスArgos 、スパルタ Sparta などが栄えた。

(訳注 142) トロイゼン Troizen  ( page 41 図 04 参照)
ペロポネソス半島東部の サロン湾 Saronic Gulf 沿岸にあった町で、伝説ではテセウスの生まれた地であるとされている。

(訳注 143) ペロップス Pelops
タンタロス Tantalus の子で、父に殺され その肉が神々の食卓に上ったが、後に復活させられた。ピサ Pisa の王オイノマオス Oenomaus を戦車競走で破って 王の娘ヒッポダメイア Hippodameia を妻とした。

(訳注 144) ピッテウス Pittheus
ペロップスとヒッポダメイアとの子で 兄の後を継いでトロイゼン Troizen の王となり、アポロ・テアリオス Apollo Thearios の神殿を建立した。予言術にすぐれ、アエゲウス Aegeus に娘のアエトラ Aetra を娶らせて テセウスが生まれた。

(訳注 145) アエトラ Aetra
トロイゼン Troizen 王ピッテウス Pittheus の娘。子のないアエゲウス王がデルフイからの帰途に 神託によって彼女と交わり、テセウス Theseus を生んだとされる。

(訳注 146) クレタ島 Crete  
エ−ゲ海南端に位置する地中海第二の大島。B.C.3000 - 2000 年紀後半にかけて 独特のクレタ美術(ミノス美術)を発展させ、エ−ゲ海周辺の先史美術の中心地となった。その特色は 陶器、宝石、貴金属などの小工芸品、大規模な宮殿建築と壁画にある。この宮殿文化は 大地震とミュケナイ人の占領で次第に衰え、B.C. 1400 年頃滅んだ。

(訳注 147) ラビュリントスの迷宮 Labyrinth
クレタ島のミノス王が 牛頭人身の怪物ミノタウルを閉じ込めるため 工人ダイダロス Daedalus に命じて造らせたという 神話上の迷宮で、そこに入る者は誰もが 出口が判らなくなる迷路に充ちた建築であった。大規模で複雑なプランを持つ古代クレタの宮殿 例えばクノソス Cnossos の宮殿が この伝説の起源をなすと考えられる。

(訳注 148) ミノタウル Minotaur
クレタ王ミノスの妃パシパエが牡牛と交わって生まれた人身牛頭の怪物で ミノス王がダイダロスに作らせたラビュリントスの迷宮に閉じ込められ 14 人のアテネの青年男女が 9 年毎にその犠牲として捧げられたが、アテネの英雄テセウスに殺された。

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