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アクロポリスの丘の歴史
 
 

(訳注 242) シビア・スタイル期 Severe Style
ア−ケイック期に続く B.C.480 - 450 年の期間で、クラシカル期のギリシャ美術の完成を準備する段階の時代である。顔からはア−ケイック・スマイルが消え 像の表情は厳かで 時には沈鬱にさえなる。全体の動きが硬苦しく 流麗さに欠ける。

(訳注 243) オリムピア−ド Olympiad
4 年を一区切りとした古代ギリシャのオリムピック歴である。オリムピアのゼウス神 Zeus の祭りが開催された B.C. 766 年を第 1 回とする紀年法が B.C. 3 世紀頃からギリシャで用いられたが、日常生活に用いられることはなかった。

(訳注 244) エカトムバエオンの月 Hecatombaeon
今の 6 月 - 7 月頃に当たる 年の初めの月で、28− 29 の両日 毎年パンアテナイア祭例祭が、4 年毎には 21 - 28 日に亘って大祭が行われた。

(訳注 245) アポバタエ apobatae
大パンアテナイア祭で、騎馬競走や戦車競走と並んで 最初に行われるコンテストで、走っている戦車から降り 又走ってその戦車に載るという アポバテス apobates 競技を行う人を言う。

(訳注 246) アムフオラ amphora page 044 - 045 挿絵 01 - 02 参照)
<双把手>の意。古代ギリシャの大型卵形の壺で 頚部と腹部を結ぶ垂直の把手が 2 つ付いている。本来は葡萄酒、オリ−ブ油などの食糧運搬用又は貯蔵用であった。パンアテナイア祭の競技の賞品用のものは、注ぎ口と脚の極端に小さい特殊な形であった。

(訳注 247) ピュラエ phyrae
<部族>の意。スパルタでは 3 から5 に再編された。クレイステネス Cleisthenesは血縁的 4 部族を居住地区(ドモス - domos)を単位に分割して 10 の新部族を作り、貴族の基盤であった氏族 genos を解体した。

(訳注 248) プロメテウス神 Prometheus
天上から火を盗んで来て 土人形に生命を与え 人類を創造した神で、そのためゼウス神 Zeus の怒りに触れ、コ−カサス山 Caucasus の岩に縛られ、禿げ鷹に肝臓を喰われたと言う。

(訳注 249) エカトム hecatomb
古代ギリシャ・ロ−マで神々に捧げた 100 頭の雄牛のいけにえを言う。

(訳注 250) ガレ−船 galley
古代ギリシャ・ロ−マのオ−ルを主とし 帆を副とした軍艦。

(訳注 251) ストラテガス strategus
古代アテネで毎年改任した 10 人の軍事最高官で、 10 部族から各1 人選ばれ再任出来た要職で 評議会に出席し民会を招集出来た。ペルクレスは 14 年継続して選ばれた。

(訳注 252) カネポロス canephoros
古代ギリシャでバッカス神 Bacchus などの祭礼に 神器や供え物を入れた籠を 若い男女が頭に載せて行列に加わったのであって、その娘か若者のことを言う。

(訳注 253) メトエコス metoekos
メトエコイ Metoekoi は複数形。古代アテネの都市国家住民の一つで、市民(ポリテス)と奴隷(ドウコス)の中間身分であり、主に他都市から移住したギリシャ人で 商工業に従事する者が多く、市民権は持たなかったが 人数も多くて大勢力であった。

(訳注 254) デイプロス diphros
古代ギリシャの上流階級でクリモスと呼ばれる婦人用小椅子、オクラデイアスと呼ばれる折り畳み椅子と共に 一般的に普及していた椅子で、4 本の挽物脚(ひきものきゃく)のスツ−ル型のものであった。diphroi は複数形。

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