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アクロポリスの丘の南斜面上にある建造物
 
 

(訳注 035) ケンタウル族 Centaur
馬身で腰から上が人間の姿をした怪物で、人間の手と馬の四肢とを持つ。テッサリ− Thessaly のペリオン山 Pelion の山野に棲み、野蛮で乱暴な種族である。

(訳注 036) トロイ戦争 the Trojan War
トロイの王プリアム Priam の子パリス Paris のためにギリシャ王メネラウス Me- nelaus の妻ヘレン Helene が拐わかされたことから 復讐として起こった 10 年に亘る大戦争。その詳細はホメロス Homer の叙事詩イリアド Iliad に述べられている。

(訳注 037) ゼウス神 Zeus
ギリシャ神界の最高神で、オリムポス山 Olympus 頂に宮居を構え、鷲を従え 手に王笏、雷霆を持つ。家父長としての性格が強い。ロ−マの主神ジュピテル Jupiter と同一視される。

(訳注 038) ムネシクレス Mnesicles
B.C.5 世紀後半 アテネで活躍したギリシャの建築家で、生歿年は不詳である。B.C.437 - 432 年に建てられたアクロポリスのプロピュライア入口門を作ったとされ、ここで示された設計の手腕により エレクテウム神殿も彼の作と推定する人もあるが、必ずしも全面的に受け入れられたものではない。

(訳注 039) プロピュライアの入口門 The Propylaeapage 37 図 01 - No.37) 
ギリシャ語で 神域や宮殿などへの入口をなす門の意味。ギリシャの神殿は小神殿やその他の付属建物と共に 一定の境内を持つ 聖域の中心として建てられることが多く、この聖域の入口の記念的な楼門を プロピュライオン Propylaion 又はプロピュライアと言う。特にアテネのアクロポリス西端にある 壮麗な前門建築を指すことが多い。

(訳注 040) カリクラテス Callikrates
B.C.5 世紀のギリシャの建築家で、生歿年は不詳。アテネのアクロポリスのアテ−ナ・ニケ神殿を設計し、イクテイノスを助けて パルテノン神殿造営に参加した。アテネとピレウス間の城壁や デロス島のアポロ神第 3 神殿の建設にも参加したとされる。
(訳注 041) ニケ・アプテロス女神 Nike Apteros
<翼のない勝利の女神>の意である。

(訳注 042) プラタエア Platae ( page 41 図 04 参照)
アテネの北西 ボエオテイアの南境の古代都市で、B.C.479 年にここで ギリシャ軍がペルシャのマルドニオス軍を撃破した。

(訳注 043)  ニケ女神 Nike
<勝利>の意で、その擬人化された女神であり、ロ−マのヴィクトリア Victoria に当たる。テイタ−ン神族 Titan のパラス Pallas の娘で、ゼロス Zelos(競争心)、クラトス Kratos(支配)、ビア Bia(暴力)の姉妹である。造型美術では 有翼の若い乙女の姿で表現される。

(訳注 044) エレクテウム神殿 The Erechtheumpage 37 図 01 - No.50)
アテネのアクロポリスの丘の上にある 優美なイオニア式神殿で、B.C.421 年 -406 年頃の造営。守護神アテ−ナ女神の他 ポセイドン・エレクテウスらの神々を合祀するため、大小の 4 室と東の他南北に張り出す 2 柱廊のある 異例のプランを持つ複合神殿である。特に 6 人の乙女が屋根を支える 南柱廊の女人像柱が有名である。

(訳注 045) エレクテウス Erechtheus
ヘパエストス神 Hephaestus の息子で アテ−ナ女神に育てられた後、アテネの王となった。エレクテウム神殿を建てたと伝えられる。

 

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