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アクロポリスの丘の上の記念建造物
 
 

(訳注 361) タレント talent
古代ギリシャ・ロ−マ・ヘブライ・エジプトの衡量及び貨幣の単位である。これら諸国では 略々共通して小麦の粒で衡(質量基準)を決める自然物方式が行き渡り、タレントは 小麦 180 粒の質量で決めた単位の呼び名の一つ シェケル shekel(実体も 8 - 11 g 程の幅がある。)の倍量の単位として用いられた。

(訳注 362) エピステユレ epistyle ( page 42 図 05 参照)
ア−キトレイブ architrave(訳注 377−台輪)と同義である。古代神殿の柱頭の直ぐ上の部分で、木造建築の桁に当たる。ギリシャ語は エピステユリオン epistylion 。

(訳注 363) アルカメネス Alcamenes
B.C.5 世紀後半のギリシャ彫刻家。アテネの人で、フイデイアスの弟子であり、同時にライバルでもあった。大理石、ブロンズ、金と象牙などで神像を作った。

(訳注 364) ヘカテ女神 Hekate
ペルセ−ス Perses とアステリア Asteria との娘。人間に凡ゆる富、雄弁、勝利、成功などの幸を与えた。後地下の冥界と関係付けられ 魔術を司る女神で、炬火を手にし 吠えたける地獄の犬の群を従えた 恐ろしい姿で現われた。婦人たちの女神、夜の女神として 屡々アルテミスやセレネ両女神と混同される。

(訳注 365) ヘルメス神 Hermes
ゼウス神とマイア Maia との子。神々の使者で 翼の付いた靴と帽子と杖ケリュケイオン kerykeion とを身に着けて描かれている。商業・学術・雄弁・発明・体育などを司り、又盗賊・羊群・旅人の守護神でもある。ロ−マ神話のマ−キュリ− Mercury に当たる。

(訳注 366) ヘルメス・プロピュラエオス神 Hermes Propylaeos
<プロピュライア入口門にあったヘルメス神>の意で、このように上部が人間の形で 下部は柱になった像が、道と通行人、旅人の保護神のヘルマイ Hermai として 道路や戸口に立てられることが多かった。

(訳注 367) ソクラテス Socrates
B.C.5 世紀の初めにアテネで活躍した <ベルリンの画家>と呼ばれる赤絵式の陶画家があり、本名はゴルゴス Gorgos ではないかともされるが、不明である。アンフオラなどの大型の壺に 小人数の人物を大きく配し、男子裸体の簡潔な肉体描写と 的確な性格描写を得意とした。この画家が使用したカロス名が、ソクラテスとニコストラトス Nikostratos であった。

(訳注 368) グレイシス女神たち Graces
美と優雅の 3 女神で、夫々 輝き brilliance、喜び joy、開花 bloom を象徴した三人姉妹の女神 アグライア Aglaia、エウプロシュネ Euphrosyne 及びタレイア Thaleia を言う。ギリシャではカリスたち Charis と呼ばれる。

(訳注 369) ポルテイコ portico
屋根のある<柱廊玄関>の意。円柱又はせり持ちで支えられた屋根付きの建物で、通例玄関として主建築物に付属しているものを言う。普通列柱が破風を支えている。イタリ−語のポルテイコ portico から出ている。

(訳注 370) コロネ−ド colonnade
<柱列廊><柱廊>の意。水平のエンタブレイチュア entablature(柱頭の上の水平部分)を架けた柱の列 又はそうして出来た壁のない廊下を言う。

(訳注 371) インタ−コラムニエイション intercolumniation
<柱間>の意。2 本の円柱の下部の間のスペ−スを言う。柱の太さの倍数で 柱の位置を割り付ける<柱間割り>を言うこともある。

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