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アクロポリスの丘の上の記念建造物
 
 

(訳注 414) アクロテリオン acroterion
<露盤>のこと。古典建築(特にギリシャ神殿)の各柱脚又は破風の頂端部や壁体の隅角の上部などに置かれる彫像や装飾のための台石、又はその彫像や装飾を言う。アクロテリウム acroterium も同じ。アクロテリア acroteria はその複数形。

(訳注 415) ヴェネチア Venetia
A D 697 -1866 年。イタリ−の地方国家である。中世初め大統領(ド−ジ doge)を市民の中から選ぶ 寡頭政体の共和国として ビザンチン帝国 Byzantine Empire から独立し、11 - 13 世紀には 強力な艦隊と商船隊を擁して 国際通商路の仲介を独占し、黒海にまで到る大植民地を持った。

(訳注 416) ヘラ女神 Hera
ゼウス神の姉で正妻、ロ−マのユノ− Juno と同一視される。オリムポス山の女神中最大で、結婚・出産・女性の性生活の守護神である。本来はギリシャ先住民族の神らしい。アルゴス Argos とサモス島のその神殿ヘライオン Heraion が有名である。

(訳注 417) セレネ女神 Selene
月神。テイタン族 Titan のヒュペリオン Hyperion の娘で、ゼウス神と交わって一女パンデイア Pandia を生んだ。アルテミス女神 Artemis 又はヘカテ−女神 Hekate と同一視される。

(訳注 418) アムピトリテ Amphitrite
ネレウス Nereus の娘たちネレイス Nereis の一人で、海神ポセイドンの后で 海の女王である。姉妹たちとナクソス島付近で踊っている時 海神に攫らわれたとも、海神に求婚されて逃げたが 海豚(いるか)たちに見付けられて 海神と結婚したとも言う。

(訳注 419) ネレイス Nereis
ネレウス Nereus とドリス Doris との 50 人の娘たちで、父の海底の宮殿で黄金の椅子に座し、歌い 踊り 紡ぎ、一般の娘たちと同じ生活を送る美女と想像されている。

(訳注 420) イリス女神 Iris
虹の女神。タウマス Thaumas とエレクトラ Erectra との子で、天地を結ぶ虹として 神々の使者と見做された。長衣の上に軽衣を纏い 有翼の姿で表わされている。ホメロスではゼウス神の使者、その後はヘラ女神に特に仕えていると思われていた。

(訳注 421) ケフイソス川 Cephissus
アッテイカ地方の心臓部を占めるアテネ平野の中央を 北東より南西に流れる川で、イリソス川はその支流である。神話ではヘラとポセイドンがアルゴスを争った時、イナコス Inachos とアステリオン Asterion 両河神と共に審判員となり、ヘラを選んだため 海神の憤りを受け、雨季以外は河水が枯渇することとなったと言う。

(訳注 422) エリダナス川 Eridanus
アテネを流れる イリッソス川の支流である。

(訳注 423) ザ・パルテノン the Parthenon
<処女の間>の意。女神の神殿の一部にこの名が用いられた。パルテノン神殿背面の柱廊玄関の奥にあった 献納品を収めるのに使用された宝物庫の広間が有名で、後にこの室の名から神殿全体をパルテノン神殿と呼ぶこととなった。

(訳注 424) ポデイウム podium
エトルリアやロ−マの古代神殿建築に見られる高い台状の<基壇>を言う。ロ−マ神殿は屡々正面にのみ階段を設けた高い基壇の上に建てられ、ポデイウム神殿と呼ばれる。

(訳注 425) イソドミック isodomic
<真積みの>の意。切り石積みが同じ寸法の石から成っているやり方( isodomum )の建築方法を言う。

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