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アクロポリスの丘のその後の変遷
 
 

(訳注 521) オイコス oikos
ギリシャ語で<家>の意。古代ギリシャを通じて 夫婦、親子、主人と奴隷の 3 つの関係の複合したものと把握された 社会生活の最小単位として機能した。血縁のある幾つかの家が 氏族のゲンス gens を成した。

(訳注 522) カスト−ル Castor
ゼウス神の双生児で ポリュデウケスと共にデイオスクロイと呼ばれ、戦争の術に秀れた。叔父アパレウス Aphareus の子イダス Idas に殺された後、ゼウスは兄弟二人を天上の双生児 Gemini として星座の中に置いたとされ、航海の保護者ともされている。

(訳注 523) ポリュデウケス Polydeukes
ゼウス神の双生児で カスト−ルと共にデイオスクロイと呼ばれ、拳闘の術に秀れた。カスト−ルがイダスに殺された後 ゼウス神に連れられて 天上に昇ったが、不死を受けることを肯じなかったので ゼウス神は二人の兄弟両人が 一日置きに神々と人間の間にいるのを許したと言う。ポルクス Pollux はラテン語名。

(訳注 524) デイオスクロイ Dioscouroi
ゼウス神とレダ女神 Leda との間に生まれた 双生児カスト−ルとポリュデウケスのことで、船乗りの守護神として 又兄弟愛の典型として知られる。スパルタ、シシリ−島 Sicily 、南イタリ−で神として祭られていた。<ゼウス神の息子たち>の意。

(訳注 525) ゴ−ト族 Goths
東ゲルマン系民族の一種族で、B.C.3 世紀頃 スカンジナビアから黒海地方に移住して ロ−マ帝国に侵入し、東ゴ−トと西ゴ−トとに分かれた。フランス、イタリ−、スペインに 王国を建設した。

(訳注 526) ビザンチン帝国 Byzantines
東ロ−マ帝国。395 年に ロ−マ帝国が東西に二分された時、ロ−マを中心とする 西ロ−マ帝国に対し ビザンチウム Byzantium を首都とする この帝国が始まった。476 年に 西ロ−マ帝国が滅びた後も存続し、 1453 年に トルコ人に滅ぼされた。

(訳注 527) スラブ人 Slavs
印欧語族の主要支派の一つスラブ語派に属し、東西南の三方族に大別される。皮膚白く 金髪 碧眼 髯の濃い人種で、ロシア人を始めとして 東欧に分布する民族である。

(訳注 528) カタロニア人 Catalans
スペイン北東端の カタロニア地方 Catalonia に住む住民で、精力的 活動的で、スペイン商工業の担い手である。

(訳注 529) フイレンツエ人 Florentines
中世から近世初めにかけて躍進した イタリ−の諸コム−ネ comune 中 メデイチ家 Medici の出現で  1434 年以後独裁権を確立し 全トスカナ地方 Toscana に優位を占め、イタリ−・ルネサンス文化の一大中心となった フイレンツエ Firenze の住民を言う。

(訳注 530) ヴェネチア人 Venetians
北イタリ−のアドリア海 Adriatic Sea 岸の商港ヴェネチアを中心として 中世から 18 世紀末まで存続した都市国家 ヴェネチア共和国の市民たちを言う。

(訳注 531) ハドリアン帝 Hadrian
ロ−マ帝国第 14 代皇帝。A D 76 - 138 年。在位 A D 117 - 138 年で 5 賢帝の一人。伯父トラヤヌス帝 Trajanus 治下のシリア Syria 総督を経て 即位。帝国の維持と整備に努め、自ら属州を巡幸した。又法学、文学、美術などの振興にも尽力した。

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