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アクロポリス美術館
 
 

◎  No.0056 多孔性石灰石の小さい梟の像

○ 戸口の側柱の上にある。アテ−ナ女神のシンボルとして 女神像と共にあったものと考えられる。ポロス石(多孔性石灰石)造りのア−ケイック期の破風の内の どれか一つの一部であったものであろう。

◎  No.6508 ヘラクレス像と思われるア−ケイック期の頭部像

○ 多孔性石灰石で出来ていて、アクロポリスの丘の下の 北斜面で出土した。当初は この室の収蔵品 No.0035 の破風で トリトンと闘かうヘラクレスの頭部であると考えられたが、全く違ったものであった。

◎  No.4402 ア−ケイック期の建造物のコルニス(軒蛇腹)

○ ビルデイング Cとして知られているもののコルニスであるが、それがどの建物であったにかは 判っていない。エピステユレとデイアゾマ及びゲイソン geison(訳注 561)が残って来ている。

◎  No.0002 所謂<赤破風>として知られる 多孔性石灰石で出来た破風の右の部分

○ 今日残っている赤色が わざと色付けをしたのか 火災に因るものであるかは、明らかでない。ヘラクレスとトリトンとの闘争を表わしている。トリトンは下半身が魚形の 海に棲む怪物である。B.C.560 年頃のア−ケイック期の作品である。

◎ No.0037 - 0040 多孔性石灰石で出来た 2 匹の大蛇の 向かい合っている像

○ ア−ケイック期の破風両側の 斜めになった部分にあった像で、2 匹の蛇に挟まれて、中央には 恐らく獅子の像があったものと思われる。蛇がとぐろを巻き 頭を持ち上げ、口を開いて嚇かしている その生気の表現が、更に又 背中一面を覆っている 宝石の様に多彩な鱗と共に、注目に値いするものである。B.C.6 世紀中頃の作品である。

◎  No.4510 小建築物のコルニス(軒蛇腹)

○ このコルニスが付いていたのは B.C.6 世紀中頃以前の建物で アクロポリスの丘の上にあり、B.C.480 年のペルシャ軍の侵入によって破壊された建物の一つであって、どの建物であったのかは判っていないが 多孔性石灰石で出来ていて、A 1 と呼んでいるものである。ここに残って来ているのは、エピステユレ(台輪)、デイアゾマ、ゲイソン及び噴水口の付いたサイマ(冠刳形)である。

◎  A - B 粘土で出来た テラコッタ terra - cotta(訳注 562)の供え物が 幾つか入ったケ−スが二つ

○ このア−ケイック期の供え物は 豊かな彩色のある浮き彫りや彫像であって、アテ−ナ女神に奉献されたものである。

○  No.3760 B.C.6 世紀末の 刻み込みの付いた円柱
   グラウキアス Glaukias とかいう人物が アテ−ナ女神に奉献したものである。

○  No.3761 B.C.5 世紀初めに奉献された 刻み込みの付いた円柱

○  No.6504 アテ−ナ女神に奉献された 刻み込みの付いた大理石の円柱
B.C.490 - 480 年の作品である。

○  No.6505 刻み込みの付いた イオニア式の大理石の円柱
   B.C.540 年頃にアテ−ナ女神に奉献されたものである。

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