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アクロポリス美術館
 
 

◎  No.1348 浮き彫りの部分

○ 表面に損傷を受けてはいるけれども、B.C.5 世紀の末期に作られた 素晴らしい作品である。密接な関係を持った 2 人の婦人の人物像が描かれており、この 2 人は、デメテル女神 Demeter(訳注 610)とコレ−とである。左の部分は亡くなってしまったが、そこには トリプトレモス Triptolemos(訳注 611)が描かれていたと思われる。

◎  No.2586 浮き彫りの献納物の部分

○ B.C.5 世紀末の作品で、ヘラクレスが裸になって 自分の神殿の土台石の上に 腰掛けていた。

◎  No.3010 浮き彫りの奉献物の部分

○ B.C.5 世紀の終わりに近い頃の作品で、アテ−ナ女神の人物像が 一部残っているのが見られる。

◎  No.3360 可成り大きい 浮き彫りの断片

○ 騎乗者が描かれていて、人間で競技会の勝利者であるのか 或るいはギリシャ神話の英雄であるのかは判っていない。B.C.5 世紀終わり頃の 美しく作られた作品である。

◎  No.1330 下に彫り込まれた布告の 飾りとなっている浮き彫り

○ B.C.4 世紀の初期の作品である。王座に即いたアテ−ナ女神が描かれており、右膝には 鷲が止まっている。

◎  No.1349 馬の浅い浮き彫りのある 古代ギリシャの墓石

○ B.C.373 - 372 年の作品で、その後に続いている彫り込みは、シシリ−島のシラクサイ Syracuse(訳注 612)の人であるアルケタス Alketas に敬意を表した布告であった。馬は シラクサイの町のシンボルであった。

◎  No.3002 浮き彫りの献納物の部分

○ B.C.4 世紀の初期の作品で、<礼拝している人間>の像が描かれている。亡くなってしまった部分には 神が描かれていた。

◎  No.3376 浮き彫りの献納物

○ B.C.340 - 330 年のヘレニステイック期の みずみずしい作品である。

◎  No.1334 非常に大きい浮き彫りの 下の部分

○ 大股に歩いてゆく 大きい男性の人物像の内 両脚の部分だけが、向かって右の方に 横向きに描かれている。多分誰か 炬火(たいまつ)を持った人を描いたものであったろうと 考えられているが、自分の子のデイオニソス神を抱いた ヘルメス神の像であったのかも知れない。B.C.4 世紀の中頃の作品である。

◎  No.1331 アレクサンダ−大王の 大理石の美しい肖像の彫像

○ どちらかと言えば 若い男として理想化して表現された オリジナルな作品である。若い年代の アレクサンダ−大王の頭部像で、レオカレスの作品である可能性が 非常に高い。彼とリュシッポスとは 大王の宮廷に住んでいた間に、幾度も 大王の肖像を制作していた。カイロネイアの戦闘が終わって 大王がアテネに到着した直後の B.C. 338 年頃に作られたものであろう。エウフラノ−ル Euphranor(訳注 613)が B.C. 4 世紀の第 4 四半期に作ったものとする人もある。

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