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アクロポリス美術館
 
 

◎ No.3392 + 6462 大理石で出来たアクロケラモス akrokeramoi が 2 つ

○ 花のようなデザインが付いていて、パルテノン神殿の長い方の面の装飾になっていた。素晴らしい技巧である。

◎  No.1333 彫り込みのある 古代ギリシャの墓石の石碑

○ B.C.403 - 402 年の作品である。アテネの人々とサモス島の人々との間の合意文書が 彫り込まれている。石碑には 浅い浮き彫りのある飾りが 上部に付いていて、二人のパトロンの女神が描かれている。その一人は アテネを守護するアテ−ナ女神であり、他の一人は サモス島を守護するヘラ女神である。

◎  No.3012 浮き彫りの献納物の部分

○ B.C.4 世紀の末近くの作品で、足りない部分は 大英博物館に展示してあり、補足し合っている。

◎ No.1345 + 6464 違った 2 つの浮き彫りの 2 つの断片

○ B.C.2 - 1 世紀の間の 新アッテイカ式の技法の作品である。違った浮き彫りのものではあるが、同じ題材を描いているので、お互いに補足し合っている。3 人のニムフたちが 頭に覆い被さった 長いヒマテイオンを着て 左方に進んでおり、そこには山羊の脚をしたパ−ン神が 岩に腰掛けている。

◎  No.2813 ロ−マ皇帝の誰かの 大きい彫像の部分

○ 今まで残って来ているのは 胸当てだけであって、大きい翼を持った ゴルゴニオンの飾りが付いていた。A D 2 世紀の作品である。

◎  No.2369 等身大より大きい婦人の彫像の内の 顔面の部分

○ A D 2 世紀の作品で、恐らく B.C. 5 世紀の ブロンズで出来た作品のコピ−像であったろうと思われる。

◎  No.1313 ネオ・プラトニック派の哲人の肖像

○ この頭部像は 上半身肖像の一部分である。この肖像はどちらかと言えば 幾分悲痛な生命感の見られる両眼を広く見開き、流れるような頭髪が 額を縁取っていて、古代世界の終り頃のアテネの人々の 活力と強さとを立証している。

○ <表現派>の傾向を持った A D 5 世紀前半の 430 年頃に作られた特色のある作品で、恐らく A D 431 - 432 年に死んだネオ・プラトニック派の哲人の 年下の方のプルタ−ク Plutach the younger(訳注 614)を描いたものであろうと思われる。この哲人は敬意を表して 頭に花輪を飾られている。明らかに死後に作られた肖像であって、自然主義のものと言うより 寧ろ表現派的に描かれている。

◎  No.6461 神の大きい仮面の部分像

○ 古風を真似た 後期の作品である。デイオニソス神の仮面と思われるが、擬人化した川の仮面であるのかも知れない。

◎  No.6463 殆ど丸彫りに近い形の 非常に深彫りの 浮き彫りの一部分

○ 婦人の上半身が描かれていて 頭部がない。スタイルから見ると、エレクテウム神殿のフリ−ズや ニケ女神の神殿の胸壁にあったフリ−ズに 良く似ている。併しながら 恐らくロ−マ時代のコピ−像であったろうと思われる。

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