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コンサート


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三美神と牧神

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レダと白鳥


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裸婦

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休息するモデル


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 裸婦とリンゴ

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快楽


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裸婦と牧神


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女性と小鳥


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読書


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ゴンドラ


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 女性


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水差しのある風景


金魚鉢

 


海の宇宙


農家


貝殻


ベニス


 

ビバルド・マルチニ    Vivaldo Martini

(1908-1990)

  はじめてビバルド・マルチニの作品をご覧になった方は、その才能についていくつかの素朴な疑問を感じることでしょう。
 どれがほんとうのマルチニなのだろうか?
 彼のスタイルとはなんだろうか?
 その作品は、なにを提示しようとしているのか…快楽か? 考察か?……
 確かなデザインの技法と秀でた色彩感覚、アーティストとしての清廉さを併せ持った彼は、自身の考え、夢、印象を苦もなく表現しています。
 あまりに多くの画家たちが形式上や色彩的な模索過程で迷路に踏み込んで仕事をしている我々の時代にあって、マルチニは称賛に値する存在です。
 その作品に眼をやる者なら誰でも、「快楽」と「考察」というふたつのものの存在に打たれるだけでなく、そこに三つの要素がからまっていることに気づくのではないでしょうか。
 要素のひとつ、作品の持つ上品さが、なによりも我々の眼を愉しませること。
 二つ目に、その作品には我々に瞑想を引き起こさせる何かがあること。それは我々の眼の前に秩序のとれた哲学的な世界を展開するばかりではなく、とりわけ宗教的なインスピレーションさえもたらすものです。
 第三に、作品によってそのテーマのジャンルが異なるだけではなく、その手法も、構成すらヴァラエティに富んでいること。
 しかしながら、誰もこの多岐にわたる特色に異議を唱える訳にはいかないでしょう。
 何故なら、それらの意見はただ一つの共通した認識……マルチニこそがもっとも重要なイタリアンの画家であるという認識に収斂されるからです。

 

  


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